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ホーム|スクール通信|担当犬奮闘記|鈴木 さんの「担当犬(みい)との奮闘記」 その6

鈴木さんの「担当犬(みい)との奮闘記」 その6

アドバンスコースの受講生の方々を直撃レポート。担当犬との関わりや講座を受けての感想など、実際のスクールの中身が分かります!

『約5ヶ月間の成果』

 こんにちは。今年は暖冬ですね。東京は初雪がないまま春一番がやってきてしまいました。屋外で担当犬と自主トレーニングをする私にとって、寒いよりも暖かい方が楽ですが、四季それぞれの風景、食べ物、レジャーなどが楽しめなくなることは残念です。それ以上に地球温暖化が及ぼす影響は計り知れなく、これも人間によるものなんですよね・・・。
ペットの問題行動や飼育放棄なども人間によるもの。私が未来を作っていることを忘れないようにしたいと思います。 さて、第6回担当犬奮闘記です。

[トレーニング状況]

 私たちアドバンス19期生は、まもなく担当犬レベルチェックを受けます。これは、10月から行ってきた担当犬とのトレーニング成果を発表するもの。項目は当初から決まっていて、1回目のレベルチェックは最大28項目。この内、20項目以上OKであれば、2回目にレベルアップした項目にもチャレンジすることができます。
 1月下旬、模擬のレベルチェックが行われました。通常は模擬を受けて本番に臨むのですが、私はその日都合がつかず受けませんでした。さすがにぶっつけ本番では肝心なことに集中できないので、教室での自主トレーニング時に、先生にお願いして模擬と似た状況でやって見て頂きました。
  先生、はぐれ受講生の為に、お忙しい中をありがとうございました! そのときの課題となった内容とその後のトレーニング状況をお伝えしたいと思います。


1.「私以外の人が触る」→後ろ右足とマズルを触られると手から逃れようと嫌がる! 触られるのに慣れさせて、触られても何でもないんだと理解させるため、いろいろな人(先生、ベーシック生、同期生、卒業生)や触る回数を増やしてトレーニング。 その結果、後ろ右足は嫌がらなくなり、マズルもだいぶ我慢するようになりました。
2.「ふせの状態から立つ」→立ってからすぐに動いてしまう! 立ったままじっとしていられるように、指示で立ってから一瞬でも「じっとして」いたらクリッカーを鳴らし、おやつをあげる。「じっとして」の時間を少しずつ延ばしてトレーニング。 その結果、約3秒じっとしていられるようになりました。
3.「おすわりの状態からヒールポジションにつける(自分の左側真横で前を向いて座る)」→みいの座る位置が前に出ている・座る向きが私の方を見てナナメになっている!  まず、おすわりを私の真正面に座らせ、みいの真正面から、いつも同じ指示が出せるようトレーニング。次に、みいが正しい位置につきやすいハンドシグナルに変更し、正しい位置かどうかを客観的に見てもらいました。  その結果、位置は真横につけるようになりました。向きはややナナメになるときがあるので、 私が毎回同じ指示が出せるように今後も強化していきます。
4.「プレイボウ(遊びを誘うポ−ズをさせる)」→ポーズが一瞬で終わってしまう! プレイボウの形のまま「じっとして」いられる時間を少しずつ延ばすトレーニング。  その結果、1秒半そのままのポーズでいられるようになりました。あとは、1回の指示でできるかどうかが課題です。 5.「どんな状況でもアイコンタクトがとれる」→刺激物が気になりアイコンタクトが取れない!  日常生活でどうしても必要なものは?という考え方で、出来そうなものから「音(子供の甲高い声等)」「ボール」の順でトレーニング。例えば、公園で甲高い声を出している子供がいたら、やや離れて子供の周りを歩き、アイコンタクトを取る。できたら褒める(orおやつ)。子供の動きに気を付け、距離を少しずつ近づけたり離れたり。この繰り返しで慣れさせる。  その結果は、幼稚園児の集団(10人以上)がいて、「あ〜、きゃー、わあ〜」と騒いでいても、呼ぶとアイコンタクトが取れました。OK!今後は「ボール」が目の前に現れてもできるかが次の課題です。


[なぜそのトレーニングをするか?]

 一時期、テスト項目をクリアする為のトレーニングになっていたことがありました。 例えば、「まて」のトレーニング。なぜ「まて」をさせる必要があるか?(→我慢をさせるため、落ち着かせるため、集中させるため)では、3分、5分、10分、20分・・・と待てたら、日常生活でどんな時に使えるか、どんなメリットがあるか?・・・「テストのためのトレーニングでなく、飼い主さんの立場で考える」というフィードバックを受け、ハッと目が覚めました。何のためにするのか、を忘れないようにレベルチェックに臨みます!

[愛情]

 今年に入り、みいに対して愛情が湧いてきたなあ・・・と感じるようになりました。今まで愛情がなかった訳ではありませんが、この5ヶ月間、風にも雨にも雪にも早朝にも負けずトレーニングを重ねた結果、以前よりも信頼関係は深まってきたとと思います。最近は「小型犬ってなんてかわいいんだろう」と思う反面、どこかみいと比べて「こんな時、みいはこうするだろう」と自然に考えていたり、知らない人に「かわいいですね!」「おりこうさんですね!」「毛並みがいいですね!」「かっこいいですね!」と言われたり、スクールの方から「最近、ひっぱらなくなりましたよ」と言われたりで、もう嬉しいのひとことです。

担当者として関われるのは、あと1ヶ月半弱。 残りは、もっとみいと楽しみながら、猪突猛進で頑張ります。


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