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アニマルセラピーレポート

当スクールがおこなっているアニマルセラピーの現場レポートとドッグアドバイザーの役割についてお伝えします。

『チームで行なうアニマルセラピーについて』

犬によるアニマルセラピーを行なう上で大切なことは、一緒に活動するパートナーである犬に 過度のストレスを与えないということです。
そのために、私たちの行なうアニマルセラピー活動は、ドッグアドバイザーと人間の心の専門家、 心理カウンセラーとがチームを組んで行なっています。
アニマルセラピー活動には、人に触られることに慣れている犬たちを連れて行きますが、それでも、 ずっと触られっぱなしでは、疲れもストレスも溜まります。そんな時に、犬たちの表情や仕草の変化を素早く 感じ取り、休憩を与えてあげることが必要です。その役割をドッグアドバイザーが果たします。
 ただ、私たちも犬に気を配りながら、目の前で、涙を流してお話をされる方の話をじっくりと 聴くことは難しいです。そういった場合は話をしっかりと聴くのは専門家であるカウンセラーに任せて、 私たちは犬と参加者とのふれあいのサポートに専念します。


ドッグアドバイザーと心理カウンセラーが、チームワークよく機能して初めて、参加する方々にも、そして一緒に 活動する犬にもストレスを与えることなく効果的なプログラムを提供していくことが出来るのです。
このように、チームでアニマルセラピー活動に取り組むきっかけとなったのが、アメリカのニューヨークにある 「グリーン・チムニーズ」という施設です。グリーン・チムニーズは、親から虐待を受けた子供が施設内で飼育 されている動物たちのお世話と、スタッフによるアニマルセラピー的な関わりにより、社会復帰できるようにす るための学校です。


そこでは、複数の専門家が一人の子供に対して様々な観点からアプローチしており、その結果、100人の子供に 対して500人以上の医者や教師・動物の専門家などが子供たちのサポートをしています。私たちの活動はこの 「グリーン・チムニーズ」をお手本としています。実際に「グリーン・チムニーズ」の現地スタッフからの指導や、 現地での研修に参加したスタッフが活動をリードしています。

実際の活動の様子は、こちらをご覧下さい・・・用賀校ブログ(アニマルセラピー活動)

活動には受講生と卒業生のドッグアドバイザーとが一緒に活動しています。 受講生は研修の一環として、そしてドッグアドバイザーの皆さんはご自身のライフワークとして、取り組んでいます。
是非あなたも、ドッグアドバイザーとしてこの活動に参加しませんか?

[日本のアニマルセラピーの現状と私たちの目標]


私たちはアニマルセラピーの活動が、プロとして活躍されるドッグアドバイザーの仕事の 一つとして成り立つ環境を目指しています。
そして何よりも、この活動を広く社会に根付かせることが「犬」についてそして「命」についてより深く考えて もらえる機会を提供することに繋がると考えています。
 しかし、日本ではまだ、アニマルセラピーがビジネスの分野として確立されておらず、ほとんどがボランティア 活動として行われているのが現状です。私たちは、ビジネスとして成り立つだけの価値あるプログラムを提供して いくのと同時に、企業として、スクール事業やその他業務を通じて得た利益を社会に還元する一つの手段として、 アニマルセラピー活動に取り組んでいきたいと考えています。
今後は、私たちが皆様から頂いた利益の一部をアニマルセラピー活動の運営資金、そして、活動に参加する ドッグアドバイザーへの報酬とすることができるよう努めます。

2006年11月 ペット&i総合スクール キャリアカウンセラー
中村 文昭(アニマルセラピー活動担当)


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