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ホーム|スクール通信|担当犬奮闘記|峯岸さんの「担当犬(モカ)との奮闘記」 その6

峯岸さんの「担当犬(モカ)との奮闘記」 その6

アドバンスコースの受講生の方々を直撃レポート。担当犬との関わりや講座を受けての感想など、実際のスクールの中身が分かります!

『トレーニングは続くの巻』

[しぐさ(カイカイ)]

ワンコは後足で首筋や耳をしきりに引っ掻きますよね。モカもよく掻きます。 掻きむしってカサブタができたり、部分的にハゲたりした箇所を見ているだけに、本当に痒くて掻いているのだとばかり思っていました。 生理的に痒いのだったら仕方がない、モカが体を掻いている時はボーッと眺めながら待っていました。ところが、「カーミングシグナルとしてのストレス 回避行動や退屈しのぎで掻くこともある。」 「どうしようかなと考えていることもある。」と聞き及び、本当に痒いのか?掻くしぐさをしているだけなのか?と観察するようになりました。 しつこく掻き続ける時は→本当に痒い。
何か指示を出しても従わないで掻き始めた時は→掻くしぐさをしている。 
指示に従っている途中で掻き、別の姿勢になる時は→掻くしぐさをしている。と判断する事にしました。


モカは、オスワリ・マテをしている途中で、座った姿勢のまま後ろ足を伸ばして首のあたりを掻き、何事もなかったような顔をして元の姿勢に戻ることがあります。そんな時は、本当に痒かったのか、「つまらないなー」「このままマテをしようかなー」とモカが考えていて掻くしぐさをしたのか判断できません。「オスワリの姿勢に戻るなんてモカは偉いね」と親バカのように喜ぶ訳にもいかず、「いったい今のは何だったのだろう」と悩みます。最初は私がどんな態度を取るかモカが試しているのかも、と深読みしました。今はモカが「もう飽きたよー」とサインを送っているのかも、と考えています。

[モカ v.s. 私]

気温がグングン上がり暑くなり始めた頃から、モカとのトレーニングが難航しています。
飽きるのか、やりたくないのか、反抗しているのか、理由はわからないけれども、 指示を出しても知らん振りして従わないことがあります。そして、強制的に指示通りの 姿勢を取らせようとするとグニャグニャになって逆らいます。できる筈の事ができなくて、 できるまで繰り返しやらせると、ますます悪循環に陥ります。できた時にはたくさん褒めたり、 特別なおやつを用意したり、何か全く新しい事をしたり、遊んだり、と手を変え品を変えてやって みるものの、うまく行かない時は空回りしてしまいます。自分にはリーダーとしての力量がないのかと 悩み、トレーニングの時は厳しい態度で遊ぶ時はやさしくとメリハリをつけて接する事が できなかったと落ち込みました。それでも、モカは犬舎に迎えに行くと尻尾をブンブン振って大喜びし、 散歩に行くと嬉しそうにアイコンタクトをして、いつも担当者である私の事を待っていてくれました。 私は、トレーニング中のモカの「うれしい」「ヤッター」という顔が何よりも見たかった筈なのに、 楽しくトレーニングすると言う事をすっかり忘れていました。 反省反省。担当犬レベルチェックに向けてモカとのトレーニングは続きます。


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