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峯岸さんの「担当犬(モカ)との奮闘記」 その3

アドバンスコースの受講生の方々を直撃レポート。担当犬との関わりや講座を受けての感想など、実際のスクールの中身が分かります!

『トレーニングは試行錯誤の巻』

[最初の2ヶ月]

トレーニングを開始してからアッと言う間に2ヶ月半が過ぎてしまいました。
4月・5月はモカとの信頼関係を築きたくて「一緒にいると楽しい!」と感じてもらえるように、天気が良ければ住宅街を歩き回り広場や公園でトレーニングをしていました。が、しかし.....そこに大きな落とし穴があったのです。
とにかく屋外は好奇心いっぱいのモカにとっては気が散る所ばかりで、静かな場所を探すのに苦労しました。
【長く集中させる事ができないので、場所を変えながら、短いトレーニングを重ねる。】
【集中力を高める為に、やさしい事を次々とやってみる。】
【メリハリをつけてモカが飽きないように工夫する。】
等々の目標を立てたものの、モカは他のワンコが通りかかれば目が釘付けになり「モカ!」っと名前を呼んでもアイコンタクトが取れず、猫や鳩を追いかけまわし、子供達の声や騒音に反応してなかなか集中できません。
【簡単なことから始めてどんどん褒めてあげよう、指示を出しても知らん顔する時は指示を出すタイミングが悪いのだからモカの動きを良く見よう】と授業で習った事を思い出しながら指示を出すのですが、モカは頭が良いだけに先読みをしたり、直ぐに飽きてしまいます。


例えばスワレ・フセ・タテの3つのコマンドをランダムに出すトレーニングでは、「座ったら伏せるんだよねー、そして次ぎは立てば良いのでしょ」と指示を出す前に勝手にどんどん動きます。
「ダメだよモカ、指示を出してからだよ。」と言いながらモカの鼻の前におやつをちらつかせ、臭いを嗅がせてからおやつを隠してしまいます。
そして次に何か一つだけ簡単な事をやって、たくさん褒めて一旦終了させます。
なぜ集中できないのか?なぜ飽きてしまうのか?とモカの気持になって考えなければならないのに、形の完成を急ぐあまり「指示の出し方が悪かったのかな」と自分中心に考えてしまいます。
それではいけないと思いなおし、モカが「一緒にいると楽しい!」と感じてくれるようなやさしい事をやってみます。
例えばヒールウォーク。
左側について歩けたらおやつをあげる、アイコンタクトができたらおやつをあげる、少し離れてしまっても戻ってきたらおやつをあげる、と頻繁におやつを与えながら歩きます。
モカがチラチラとこちらの様子を伺いながら歩くようになると上達していることが実感できて私も嬉しいし、モカも嬉しそうな顔を見せてくれます。
4月・5月は歩いてばかりでトレーニング時間はほんのわずかでした。
屋外では刺激が多くて、モカを集中させる事が難しく試行錯誤の毎日でした。
そんな中で、どんな状況下でもモカが私の指示に従うような信頼関係を作ることが必要な事がよーく分かりました。


[犬に伝えることの難しさ]

どうしても上手く行かない時や行き詰まってしまった時には、先輩方にアドバイスをもらいます。
ほんの少しやり方を変えてみるだけで、モカが上手くできるようになったり、今まで自分では気がつかなかったことが見えてきます。
とにかく、人間が真剣にならないと犬には伝わらない、犬を甘やかさないで指示に従わせるにはリーダーシップを取ることが重要なポイント等々、いろいろ教えて頂いています。
それにしても、犬に伝えるって難しいですね。


[モカの経過]

左耳の中にできた赤茶色の垢のようなポチポチは綺麗に消えました。先日、獣医さんにも診てもらい、もう大丈夫とのことです。
掻きむしって化膿した痕は5月末にカサブタが取れました。その部分がハゲていますが、治って本当に良かったです!

次回はグルーミングについて書きたいと思います。


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