本サイトは、文書構造とスタイルを分けて作成しています。
ご使用のブラウザは、本サイトの閲覧環境に適応していないため、本来とは異なった表示になっておりますが、内容につきましては問題なくご利用いただけます。
このページのコンテンツへ移動
ホーム ドッグアドバイザーとは? スクールのポイント コース紹介 卒業生の活躍 スクール通信


以下、コンテンツ
ホーム|スクール通信|担当犬奮闘記|村井 さんの「担当犬(チップ)との奮闘記」 その3

村井さんの「担当犬(チップ)との奮闘記」 その3

アドバンスコースの受講生の方々を直撃レポート。担当犬との関わりや講座を受けての感想など、実際のスクールの中身が分かります!

『♪目と目で通じ合う♪』

[チップリン]

ちー、チィチィ、チンチン、ちー様、ちーぼう、ちーかま、ちー君、・・・。 チップの呼び方です。だんだん慣れ親しんでくると、そのときの気分で、いろんな呼び方をしてしまいます。 皆さんにも、ワンちゃんの自分だけの楽しい呼び方があるのではないでしょうか? 最近、私の頭の中はチー様のことでいっぱいです。夏休みのお泊り以来、チップは私の目を見つめてくれる= アイコンタクトをとってくれることが多くなりました。トレーニングの授業に耳を傾ける私の足元に座り、 じっと私を見上げて動かないチップ。授業中なのですましていましたが、心が喜びで震えました。 今までは、何かいいものでも落ちているんですか〜?というくらい、下をみてウロウロと落ち着かなかった チップが、私を見上げて、じっとしているのです。少しの時間でもいい。森山先生(トレーニングの先生です。) の前なので良い子ぶっているのでもいい。こんな心が通じ合っているような時を待っていたのです。

[アイコンタクト]

をしてくれないことが悩みでしたので、ちょっと考えました。夏休みお泊りの最後の2日間、 ごはん皿を前に、ゴールデンと並んで、『待て』をさせました。今まで別々にゴハンをあげていたのですが、 2匹並べることで何かに気づいてくれるかも。と思ったのです。ゴールデンは『よし』の合図がでないかと、 じっと私を見つめます。チップは?お皿ばっかり見つめて、上から見ると前のめりになって後頭部しかみえません。 おっさん、皿だけガン見ですか〜。「チップ」小さく呼びかけるとこちらを見上げます。 交わされる瞳と瞳・・・う〜ん、ロマンチック。かも。目と目が合ってお互いの眼力で軽く会話したところで 『よし』。ゴハン3回目ぐらいから見てくれるようになりました。その待つ姿がまた健気で可愛いぃ。 待てをさせるのが、つらい〜。これが全てではないと思いますが、私の目を見て待っていることに慣れてくれたかな。と思います。


[前回のダメダメトレーニング]

に落ち込んでから、1回のトレーニング時間を短く。新しいトリックを考える。の二つを課題としましたが、 そのほかに気づいたことがあります。それは・・・、うまくいかない原因をぜ〜んぶ、チップの中に見つけようと していたこと。ひどいですね〜。嫌な奴ですね〜。犬がうまくできないのは、リーダーの導きがよくないから。 そうです。私がダメだったのです。 ダメ1.私のだす命令がわかりずらかった。まずハンドシグナルでのコマンドが固定していませんでした。 それから動きが小さくはっきりしていなかったと思います。実はちょっと恥ずかしかったのです。 犬にハンドシグナルだすのが・・・。ワンコ相手に何故恥らう?自分では出しているつもりでも相手には届かない。 そして心の中でイライラしてしまう。何で私の言っていることがわからないの?できないの?と。 ふぅ〜、落ち込みます。チップ談:『何言いたいか、わっかんないんだよね』 ダメ2.トレーニングに入ってから、何しようかな〜。どうしようかな〜。と考えていました。 すぐにできてしまうと慌ててしまうことも・・・。チップ談:『リーダー俺等どうするっすか?』 ダメ3.トレーニングに入るとき気持ちがブルー。あ~遊びたいな。ちょっと今はかったるいな。 でもやらなきゃなぁ。こんな気持ちのまま入っても犬にやる気のなさが伝わるだけ。 チップ談:『モチベーションさがるんだけどぉ』


[ダメ脱出のためのトレーニング心得]

を整理しました。
●5分〜10分を目安に集中して行う
●新しいトリックを入れる(常に目新しく:私もチップも退屈は苦手)
●トレーニングに入る前に気持ちを切り替えて、楽しむ時間に!
●何をするか、はっきりイメージしてからトレーニングに入る
●最初と最後は遊びを入れる
そういえば、『チィってさ、森山先生の前では良い子ぶるよね』と、思っていましたが、もしかすると、 それは私の態度を見ているということでしょうか?つまり私が授業中は緊張して集中し、自主トレ中だと 緩んでいるということでしょうか?う〜ん、否定できません。だって『あ、間違えた』と思っていると、 すかさず厳しい指導が入るんですもん。師匠の前では気を抜けません。私の緊張、部屋の空気、 その“気”をチップは感じ取って、授業中は凛としているのかも。聡い。ワンコって凄い。 空気を伝わるものを敏感に素直に感じ取るのでしょう。そう考えると見つめる視線が痛くて苦しい・・・ ワンコって本当に鏡。愛しくなるのも時に小憎らしいのも全ては自分自身から発信されているメッセージなのかも しれません。受け取る気持ちをまっすぐに返してくれる、チップの黒くてまん丸の黒曜石のような瞳。 その綺麗な目を裏切らないようにしたいものです。 しかし・・・チップの集中力のないところは前かららしいので、私のせいじゃないですから。 でも監視の目がないとすぐ私も飽きてしまいます・・・結局、似たもの同士です。


このページのTOPへ